数ヶ月で会員数が100万人超 “KFC Rewards”
KFC(US)が2024年2月にリリースした、新しいロイヤルティプログラム「KFC Rewards」は、わずか数か月で会員数が100万人を超えるという驚異的な成長を遂げました。
KFCの最高デジタル責任者である ポール・トゥスカーノ氏は、「これだけ多くのKFCファンがこのサービスを待ち望んでいたことには驚きました。」とコメントしています。
KFC Rewards:プログラムの特徴
Marigold Loyaltyで実装される「KFC Rewards」は、トゥスカーノ氏が「ユニークなポップカルチャーブランド」と表現するように、魅力的でインタラクティブなプログラムです。

KFC.comやKFCアプリのRewardsアカウントから注文を行うと、顧客は1ドルごとに10ポイントを獲得できます。このポイントは、KFCの「シークレットレシピバルト(宝箱)」のさまざまなメニューオプションと交換可能です。また新鮮さを保つため、これらのリワードは常に入れ替えられます。さらに、Rewards会員にはパーソナライズされたオファーや、「特定のメニューを注文する」などのチャレンジを完了することで追加ポイントの機会が提供されます。これはゲーミフィケーションを取り入れた、顧客のリピート訪問を促進する楽しい方法です。

なぜロイヤルティプログラムが注目されるのか?
―消費者の需要
まず、消費者のロイヤルティプログラムへのニーズが高まっています。Marigoldの最新の調査によれば、39%の消費者が今年ロイヤルティプログラムへの参加を増やしており、減少したと回答したのはわずか8%のみ(52%は変わらず参加)でした。そして、消費者のロイヤルティを確保できるブランドは大きな利益を得る可能性があります。調査によると、約6割の消費者が、ロイヤルティを感じるブランドからの購買に、より多くの費用を払う意向を示しています。
―効率性
ロイヤルティプログラムによって、ブランドは、顧客に特定の行動を促進することが可能になります。KFCのプログラムでは、ウェブサイトやモバイルアプリでの注文にポイントが付与されます。これにより、顧客が事前に注文を行うよう促され、運営効率が向上し、店内での待ち時間が短縮されます。
―パーソナライゼーション
ロイヤルティプログラムを通じて得られる豊富な顧客データは、パーソナライゼーションに不可欠です。顧客がプログラムに参加し、購入やリワードの選択をするたびに、独自の好みやパターンが明らかになります。KFCのような賢いブランドは、これらのインサイトを活用して、顧客が“本当に”求めているオファーを提供できます。

来店頻度の高い顧客へのサービス、頻度が少ない顧客へのサービス、そのバランスが大事。「ここでMarigoldのようなツールが活躍します」とトゥスカーノ氏は述べています。
「顧客が誰であるかを理解すれば、その人たちが何を重視しているかを理解し始めることができます。」
ぜひ、動画にてインタビュー全体をご覧ください。
※ 本記事は2024年6月に公開された記事 “Unlocking Loyalty: Marigold Helps KFC Launch Instant-Hit Loyalty Program” の日本語訳です。
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