このBlog記事は、小売・金融・メディア・消費財メーカーなど、様々なブランド企業による15の施策事例をまとめたeBook『The #1 Secret 劇的な効果を上げるメールマーケティングKPIとは』の内容を編集したものです。事例の詳細はeBookをダウンロードのうえご確認ください。
現代のBtoCマーケティングにおいて、消費者とのコミュニケーションは様々なチャネルで行われています。なかでもメールは依然として消費者の購買を左右する有力なコミュニケーションチャネルです。実際にチーターデジタルが6カ国で行った消費者調査では、73%のアメリカの消費者が過去12か月間にブランド企業から送られてきたメールをきっかけとし、商品を購買した事があると回答しています。
メールマーケティングの担当者はマーケティング・オートメーションツールなどを使い、件名や差し込みコンテンツの最適化を図り、開封率やクリック率の向上に励んでいます。
しかし、これらの最適化によって得られるのは、収益のごく一部にしかすぎません。では、どうやったらメールマーケティングの効果を最大化することができるのでしょうか?
その答えのひとつが、データベースへのオプトインリスト(メール配信可能リスト)を増やすことです。メールの配信リストを2倍に拡大できれば、メールマーケティングからの収益も2倍に向上します。さらに、顧客のインサイトを示すゼロパーティデータの収集ができれば、全てのメールを顧客の嗜好性にあわせて高度にパーソナライズできます。
この記事では、ゼロパーティデータの収集をもとにデータベースを拡充させ、メールマーケティングの効果を最大化させたブランド企業の先進事例をご紹介します。
事例1: 旅行検討者の潜在的ニーズを把握
ニュージーランド航空が行った、アメリカ主要都市へのフライトが当たる「You Say Yay」キャンペーンでは、旅行先で食べたいもの、参加したいアクティビティ、訪れたい目的地をモバイルクイズ形式で選択させ、それらの旅行検討者の潜在的ニーズをデータベースに取り組むことができました。
ニュージーランド航空は、10万件のオプトインリストと共に獲得した潜在的ニーズを示すゼロパーティデータを使い、旅行検討者それぞれの嗜好性に合わせたコンテンツを旅の提案メールで送ったところ、記録的な売上を生み出すことができました。
事例2: 未知の顧客を既知の顧客へ
世界的に有名なシエル石油では、自社のガソリンスタンドを利用する顧客を把握するために、アベンジャーズグッズが当たるスクラッチカードキャンペーンを実施しました。顧客はシエルのガソリンスタンドで渡されたスクラッチカードからキャンペーンフォームにアクセスし、氏名やメールアドレスなどの簡単な情報を入力します。
このキャンペーンの開始から僅か9週間で、シエル石油は28万件以上のメールアドレスの取得に成功し、以降のメールマーケティングを拡張させることができました。
事例3: 購買行動を刺激するパーソナライズメール
アメリカの老舗双眼鏡ブランドのルポルド&スティーブンスは、人気商品が当たる「BE RELENTLESS」キャンペーンを実施し、7万件の新たなメールアドレスと、顧客ごとに異なる購入予算、購入時期、購入用途、購入の意思決定情報を収集しました。
ルポルド&スティーブンスは、これらの顧客インサイトを示す貴重な情報を基にし、予算に合う商品、製品用途イメージ、購入決定情報などをパーソナライズメールに表示させました。その結果、顧客エンゲージメントと収益向上の両面において大きな成果をあげたマーケティングメールとなりました。
15の先進事例をeBookで確認
このようにメールオプトインと、顧客の潜在的なニーズや嗜好性を示すゼロパーティデータを同時に収集することで、購買をさらに促進する、真にパーソナライズされたメールマーケティングを実施することができます。
チーターデジタルのeBook『The #1 Secret 劇的な効果を上げるメールマーケティングKPIとは』では、ブランド企業による15の先進的な取り組み事例を実施効果と共にご紹介しています。このブログとあわせて、ぜひeBookもご覧ください。